209 14Tと言う選択
●写真はMONTYの純正コグ(リヤスプロケット)。左から12T、13T、14
T、15T、16T。通常218Kamel Jに付いているのは16Tコグ。競技専用
車であるMONTYの221に付いているのは12Tです。14Tはちょうど中間に当
たります。
私の218Kamel Jは、昨年後半にコグをノーマルの16Tからバイクトライ
アルの定番である12Tに交換しました。でも、シティモード用に前を36Tにする
と、上り坂ではかなり重くなり、今まで楽に上がっていた坂でもペダルが漕ぎき
れなくなりました。
私の場合、使用状況がスクール時にはトライモードで乗るのと、多少の距離(往
復5km程度)なら、トライモードのままでも十分に走れるので、先日のG−M
AGICの大会まで、そのまま12Tを使っていました。
G−MAGICの大会が久しぶりのコンペだったのですが、練習不足や新型タイ
ヤに交換した影響もあって、セクションの肝心な所で、ペダルを漕ぎきれません
でした。理由は色々とあっても、実際にセクションを走ってパワー負けを感じた
のは事実でした。
考えてみれば、軽くて前傾姿勢の取れる競技専用車は12Tで良いですが、218K
amel Jのポジションでは少し無理もあるように感じました。
それに結局は12Tでは遠くに行かなくなってしまいました。
このままではトライモードもシティモードも中途半端。
218Kamel Jの良さが発揮できません。
そこで対策を考えて見ました。
目を付けたのは、中間である14Tコグ。早速試してみる事にしました。
私のバイクは218Kamel Jの2012後期モデル。コグを12Tから14Tにする
にはチェンの延長が必要。半コマを足しました。
ノーマルの16Tから変更する場合にはチェンを1コマカットし、半コマを取り付
けます。
乗って見ると、下り(前下がり)でもフロントUPは容易。
下り坂でのウイリーもペダルは漕げました(通常はギヤが軽すぎると漕いでも空
回りみたいに手ごたえが無い)。
ダニエルも安定して出来ますし、ダニエルからのジャンプもOKでした。
上り斜面でもそれほどペダルの重さを感じませんでした。
これらの差は一日乗ると大きな違いになると思います。
過度なストレスは疲れが早くなるだけではなく、足腰に大きな負担となります。
トライモードに限れば、そろそろ16Tを卒業したい方にお勧めなのが14Tだと思
いました。
では14Tでのシティモードはどうなのか?
久々に36Tスプロケットを装着。フラットな舗装路では問題を感じませんでし
た。
これならスピードUP出来ます。
問題の坂道ですが、当然12Tコグよりはペダルの踏み込みは軽く、16Tコグより
は重いです。
斜度によっては立ち漕ぎが必要になるでしょう。
おそらく女性や熟年の方、ビギナーの方、それから住まいの周辺に坂道が多い方
は16Tのままの方が良いと思います。
元気のある方やあえて負荷をかけてトレーニングしたい方は14Tを試す価値あり
です。
私としては、テストを兼ねて当分は14Tを使って見ようと思います。
HIRANO